第二話:クローン病を思い知る

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まえがき

クローン病とはこの時なんのこっちゃ分かりませんでしたが、「痔瘻」というキーワードで検索をかけるとちょいちょい目にする事がありました。

とはいえそんな事よりも、”痔瘻は手術でしか治らない”だとか、”シートンが取れるには〇ヶ月かかる”だとか、そっちに目が行ってしまいました。(シートンは痔瘻の治療法)

なんせ一刻も早くケツを正常な状態に戻したい、それにはどれだけかかるのか、何歳には治るだろうと、そんなことを考えるばかりでした。

それがこんなにかかることになろうとは。

ということで前回の続きです。

Diary2

初めて肛門科に行った日は、そんなこんなで散々でした。こういうのは想像より楽やったわーとなるもんだと思ってましたからね。

想像を遥かに超えてキツかった。しかも数日後肛門付近に麻酔注射を刺し切開手術を行いますと。唯一の救いはそれが後日に持ち越されたということくらい。同じ日だったらと想像すると今でも震え上がりますよ。(そうだった人も何人もいるでしょう。乙です。)

切開手術自体初めてだったんですが、それが肛門付近になるとは思ってもみなかったですよ。

前日はほとんど寝れず寝不足で行ったのを覚えています。というより寝不足で行けば気がまぎれるんじゃないかと思ったんですね。(多分やらない方がいいが、大きな手術じゃないので)

実際はそんなことはなかったですね。車で送ってもらったんですが、恐怖でブルブルガクガクしてました。

病院に入ると、「予約してたボーゲンさんですねー、どうぞー」と心の準備をする間もなくって感じでした。おそらく一生心の準備なんて出来上がらないから、早く殺してくれて良かったです。

2回目にして「ズボン下してくださーい」に慣れていて何の感情もなくズボンを下げましたが、器具をカチャカチャする音が恐怖心をあおってくる。

「それじゃあ麻酔いきますねー。3、2、プスッ」

ビックリしたなんてもんじゃないですよね

言ってることとやってることの差ー

でも注射してる時に力が入ってるとダメで、上手いこと力が抜けているタイミングで刺してくれたんだと思います。そう解釈しております。

麻酔が効いてからは早い話でした。

手術後、

「後日、内視鏡検査を受けてもらいます。」

正直、この時知っていた内視鏡検査は数日前にいきなり受けたアレ。急にケツにカメラを入れぐりぐりされるやつ。二度とやりたくないアレ。

ただ話を聞く限り次のは鎮静剤も使うようで、お腹をスッカラカンにして来いとのこと。

「じゃあ、これ飲んできてください」

内視鏡検査を受けたことある人にはすっかりおなじみになっていると思われる、モビプレップ。最初に見た時の衝撃。

これ飲むの!?

約一か月後

というよりこの検査までの1か月がツラい。

まずケツが痛い、これは勿論ですよね。手術後の痛み、そして結局完治はしてないのでまだ痔瘻としての痛みもある。

そしてクローン病と言われてから妙にお腹が痛い。今までだって痛かったはず、でもその時より更にずっとお腹が痛い。メンタル的な面もあるでしょう。

そして検査当日朝

薬を飲み始めるが、くっっっそまずい、いや

くっっっっっっっっそまずい

しかもちょっとずつ1リットル以上飲まなくてはならない。

結構な時間ずっとまずい。

そして下痢自体も、下痢を繰り返すことによるケツの痛みもありと

ダブルパンチにトリプルパンチ。

病院へ着くとすんなり中の方まで案内され、今日検査を受けるであろうおじ様たち、なかなか同い年はいないもんでしたね。

「じゃあ最後に浣腸して下痢見せて下さい」と

僕のところに来ると「はい、いいですよー」と、それはいい。

おじ様たち引っかかり過ぎやろw

「はいダメですーもう一杯飲んでください。あなたもダメですー。」

俺のように本当の危機感というか、本当に検査しなきゃな人間はしっかりやるんですかね。それとも性格の問題でしょうか?

いよいよ検査で鎮静剤を打たれると

ボーっとしてる間に終わった

数日前の悪夢があったので、本当に楽だったというか終わった時の疲労度が圧倒的に少なかった。

検査結果、クローン病だから専門の病院を紹介しますとのこと。

ということでその日にその病院へ行った

IBD科という聞きなれない科。

「クローン病ですねー」

「どういう病気なんですか?」

「正直病気の中では見つかったのが最近で。詳しいことは分からないんですよねー。身体の中主に小腸大腸から肛門に炎症を起こし、多くの場合痔瘻を引き起こすんですよ。実際痔瘻で見つかるケースが多いんです。日本では少ないんですけど、特に都会で増えていますねー。食の洋風化などが原因とも言われています。その辺もまだ詳しいところは分かってないんですよねー。今のところ完治は難しんですが、医療も進歩して、ちゃんと病気と向き合えば通常の生活も可能ですし、将来的な癌の可能性は少し上がるものの、普通の人と同じくらいの寿命と言われています。」

ポジティブな面を強調してくれましたけど、流石に凹みますよね。

完治は難しいとか、寿命がどーのこーのだとか、10代には重い話でした。

何より自分は病人なんだと。

その日から処方されたエレンタールという薬、というより栄養剤はいかにも病人が飲むような感じがした。そのまま飲むとクソ不味いのでフレーバーをお渡ししますと、それを1日2袋、腸に負担がかからないよう少しずつ飲んでくださいと。

更に詳しく検査したいので後日検査入院をして下さいとのことでした。

その日は激動の1日でしたね。。。

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